イソップ童話より沁みた話

先日社会人2年目の女性と話す機会がありました。

彼女、美大の彫金学科を卒業、第一希望であった宝飾会社に就職し入社以来百貨店店頭で販売職を務めています。「美大で勉強してきたんだから、作る方に廻りたいんじゃないの」との私の質問に「いえ、全くそうは思っていないんです」との答え。

「宝飾品ができるまでは、原材料を育て上げる人、デザインを考える人、磨き上げる人、きれいな梱包に収める人など様々な人が関り、そして店頭に届きます。販売職はそのすべての人の想いを受け止めそれを伝える役割なんです」。

イソップ童話で「なんでレンガを積んでいるの?」と問いかける3人のレンガ積み職人の話が有名ですが、彼女の話から童話でなく身近な実話で仕事の捉え方で生きざまも変わることを学びました。

 

生き生きと仕事そしてやりがいを語る姿、日本の未来、決して暗くないとの思い強くしました。